懐かしくて笑った。
四つ葉のキーホルダー、
海ちゃんはまだ持ってるかな?

海ちゃん久しぶり。
あの時、待てなくてごめんね。
でも、また会う約束は守ったよ。

色々考えて、海ちゃんに声をかける。

「海「またやってんの?」

だけど遮られて、呼び捨ての呼び方になった。
恥ずかしくて顔があつくなった。

誰だろう…

海ちゃんに話かけた子を見ると、Tシャツに短パンの男の子だった。

「いいじゃん!」

海ちゃんがほっぺを膨らませる。
その顔をみて、衝撃を受けた。
初めて見たからだった。

「よくない。探すの長すぎ。
…ほら。」

「わぁ!みー君すごい!」

適当にとったようなクローバーの葉。
ちゃんと四葉だったらしく、海ちゃんは喜んでいた。

自分は凄い時間がかかったのに、あの子はすぐ見つけたことがなんだか悔しかった。