それはある日のこと。


「花音!今日放課後遊ぼう!」



「いいよ~。どこいくの?」



「カラオケ!」



「OK」


私のことを誘ってくれたこの子は私の親友の愛羅(あいら)。



愛羅と二人で遊ぶのはいつものことだから油断していた。



『じゃー自己紹介しよー!』



『イェーイ!』


待って。何この展開。



「ちょっと愛羅!どういうこと?」



「ごめんごめん。友達がどうしても花音に会いたいっていってて」



「だって私彼氏いるよ?」



「言わなきゃばれないって」



「そうだけど・・・一言メール打ってくるね」



先生を裏切るようなことはしたくなかった。


-今愛羅とカラオケに来てるんだけど、なんか合コンだったらしくて・・・。


 早く帰れるようにがんばるけど、愛羅が心配で


 注意力が足りなくてすみませんm(__)m


 花音 -