プラットホーム

-花音sid-


「先生?」


あれから先生はずっと黙っている。


そして今は学校近くの駅のホームの上。


「学校遅れちゃうよ?」


シカトですか・・・。


と、思ったら。


「え?」


腕をつかまれて引っ張られる。


連れてこられたのは学校の生徒指導室。


「先生どうしたの?」


「さっきの」


「え?」


「さっきのあれ何?」


「何って・・・告白?」


「疑問形かよ」


「わかってるから。私は先生の生徒で恋愛対象じゃないって」


「・・・。いいのか?」


「なにが?」


「学校ではあんまり話せないし、休日もデートできない。会える時間も少ないぞ?」


「それって・・・・」


「俺もお前に惚れてんの。車直ったとか嘘だし」


「じゃぁ、先生の彼女になったってこと?」


「どうだろうな」


「え!ちがうの!?」


「今日の小テストで満点とったら教えてやるよ」


「いじわる!」