「海斗君!!」



 一瞬、後ろにいた背の高い無愛想そうな男を睨み、こっちへ笑顔で走ってきた美梨亜。







「美梨亜……女友達は?」




 疑問に思ったコト、それは女がいねぇじゃねぇか!!!!






 友達できたってみんな男か?







 そりゃ美梨亜モテるし男友達ならいくらでも作れるだろうな。





 ムッとして美梨亜を傍に引き寄せる。





「か、海斗君!? ……女の子誰もいないんだー…」

「はぁ!?」





 一瞬、俺が美梨亜を引き寄せたことにびっくりしてから質問に答えた。





 女がいねぇって…マジありえねぇよ。