「血、頂戴?」


 お風呂上がりに海斗君がベッドに座りながらそう言った。




「風呂上がりの血が1番うまい」

「…へ、へぇー…」

「あ、貧血になってねぇ?」

「平気だよ」




 毎日飲まれるとなると結構大変だけど…海斗君が元気でいるためなら全然構わない。




「じゃー…おやすみ」

「ん、おやすみ…」




 明日から海斗君とは違う学校なんだ…。





 家でしか会えないんだよね…。






 私が知らないところで海斗君が生活してるなんて嫌。




 傲慢かな…?