「分かったなら早く行けよ!!」

『…あぁ』




 そう言って俺の分身たちはそこらじゅうに散らばって行った。







「なぁ…霧、お前鼻良くねぇの?」

「それがさぁ…なんか殺気とか邪魔してこれもわかんねぇ」

「殺気辿れないわけ?」

「あ」






 こいつ…マジでバカかよ。






「早く行け」

「うぃ~す」





 もう5時前に殺気をたどることに気付いた霧。




「今日の学校どうする?」

「…休んじゃう?」




 休むことにした。





 ずる休みわりぃ!!!!