吸血男子

「へぇ…迎えに来てもらうのか」


 靴を脱いだ海斗君はお風呂場に行った。





 ――――ピーンポーン





「今度こそじゃない?」


 雪乃に言われてドアからのぞく。



「知らない人ー…たぶんそうだ」



 ガチャッという音を立てながらドアを開けた。





「あ、こんばんは」


 ペコっと頭を下げた男の人。




「祐ちゃん!」


 男の人に突進していった。


「うわぁ!!」


 見事に支えきれず後ろに倒れて行った。




「どうしたー?」