吸血男子

『いやー…まさかあんなイケメンだなんてッ!! しかも妊娠だって?』


 家に帰って凛と電話をしている。




「あははー。ごめんね。驚かしちゃって」

『いいけどー。体調優れなかったら言ってよね』

「ありがと」





 それから私のお腹は少しずつ大きくなってきた。





 大学の人もそろそろ気づき始めてる。




 海斗君たちと大学をどうしようかと考えている。






 やめる? とりあえず休む?



 そこで止まってる。




 けどさ、産まれたらどうなるのかな?




 大学行く時間あるのかな?




 そう考えると止まらなくて…たぶんやめると思う。