講義が終わるころ、本当に海斗君がいそうな場所を見つけた。




 大勢の女の人が群がってる。




「…あ、たぶんあの中」

「は!?」

「……あの人、モテるから…お似合いじゃないの」

「いや、その容姿で言われても説得力ないから。てか、芸能人ですか…?」

「違う違う!!」



 芸能人並みの顔とルックスだけど。




 大勢の女性をかき分けて凛と一緒に海斗君の傍まで来た。





「おー、美梨亜!! と…?」

「は、初めまして!! 美梨亜の友達の相沢凛ですッ」




 凛…が緊張してるみたい。




「な、何あれ…マジでレベル高過ぎでしょ!!」


 こそっと耳打ちしてきた。


「あははーっ」



 笑ってごまかすと陸君と霧君が来た。