体育もダルい中終わって、今日の授業は終わった。


「美梨亜、起きれるか?」



 保健室に迎えにくとさっきよりだいぶすっきりした顔で目を開けた。



「もう学校終わり?」

「あぁ。帰るぞ」

「うん」



 美梨亜に鞄を渡して学校を出た。




 平然とする、平然とする。



 今にもぶっ倒れそうな体を叩き起していつもの顔で美梨亜の横を歩く。




「ねぇ…大丈夫?」

「ん? 何が」

「何でもない…」



 俺は家に着くと力尽きたようにベッドに倒れこんだ。




 この魔法で厄介なのは気を抜くと解けてしまうこと。




 だから寝れないんだよなー…。




 その分血を頂きます。