「美梨亜が悩みを抱えてたら次は吐くまで監禁してやる(笑)」

「怖いね」

「それぐらい心配なんだからな? 覚えとけよ?」

「はい…」




 海斗君の気持ちが痛いくらい伝わってきた。




「美梨亜は俺が守ってやるよ」

「私も海斗君守るよ?」

「頼もしい奥さんだな」

「へへっ」




 海斗君の膝に乗せられて向かい合わせになった。




「近くない?」

「近いな。キスするんだから普通だろ」

「…///」




 何回しても慣れないね。



 目の前にはみんながいうとおりお似合いじゃない旦那さん。



 まつ毛なんて私よりずっと長い。



 ヴァンパイアだから白い肌。




 何もかも負けてる。




 でもね、不釣り合いでもその分の愛があればってことでいいんじゃない?(笑)



 好きなのは誰にも負けないもん。





 気持ちの問題だよ。