朝起きるとジンジン痛む背中。



「んだよ…」

「おはよー…海斗君」

「はよ」



 着替えに隣の部屋に行った美梨亜。




 その間に俺も着替える。





 ふと鏡に目をやると、昨日は何もなかった背中に大きな黒い痣みたいなやつ。




「は…?」




 なんだこれ……。




 肩甲骨から腰にかけてすげぇデカい。





「海斗君ー、入っていい?」



 やっべ…。




 俺は急いで服を着て返事をした。




「どうしたの? そんなに焦って」


「なんでもねぇよ。お袋が朝飯作ってるだろうから行こうぜ」

「う、うん……」