*海斗side*




 美梨亜にはあぁ言ったけど、ホントはずっと好き。




 大嫌いって言うのは俺自身に言い聞かせてただけ。






 認めたくなかったんだよな。





 あんなドジで危なっかしくて魔女らしくねぇ美梨亜なんて好きになるとか全く思ってなかった。





 自覚した時にはもう遅くて。




 俺への警戒心を持ってたと思う。





 優しくしようと思ってできるような素直な性格じゃないし…見守ってるだけでいいって思ってた。




 理性なんてぶっ壊して血も吸いたかった。



 白い肌に血がつくなんて考えられなくてできなかった。