吸血男子

「こっちはやっぱり住み心地がいいわねぇ…」

「で、ご用件は?」



 海斗君が切り替えを早くそう言った。




「あぁー、そうだった。あのね、あなたたちに生徒会をおねがいしたいの」

「え? この学校に生徒会はないですよ?」

「そうなのよー…小学校かっての!! それであなたたちならやってくれそうじゃない?」





 んー…どうだろう。




「これは命令よ。モンスターどうし仲良くやりましょうよ!!」

「理事長もモンスターなんですか?」



 雪乃が聞いた。



「えぇ。オオカミ女よ。今西(霧)君とは親戚に近いみたいよ」





 そうなんだ……。




「と、言うわけでよろしくねー!! 役員はもう決めてあるの」




 準備が早いですね、理事長。