「依頼内容はまだ話してなかったから…それに絡まれるのは本当だし」

「なるほどな」

「僕ホントは気弱なのに…ケンカ売られて困ってたのも問題だったしね」



 今となっちゃ何の問題もない。






 これからは陸がなんとかするだろう。





「俺がなんとかするんだけどさ…提案っつーか…」

「ん?」

「俺ら2人虹野高校に転校しようかと考えてるんだ」





 たしかにそっちの方が便利かもしれない。





 隣町よりこっちの街のほうがモンスターにあっている空気っていうか、とにかく仲間が多く存在していていざとなった時助かる。




「いいじゃないか。手続きは面倒だから俺がなんとかしておくよ」




 急に話しに首を突っ込んできた親父がそう言うとウィンクをしてどこかに行った。



 また校長とかの頭をいじるんだろ。


「よかったな……」

「あぁ♪ これで心おきなく美梨亜と一緒にいれるじゃん」





 やっべぇ……。





 ソファで赤い顔をした美梨亜を見る。