「あぢー…」 クーラーの効いていない和室の一室。 その中央にあたしは寝転んでいる。 太陽がさんさんと降り注ぐ中、植物が光合成をするように。 もう、何時間も水を飲んでないかのような、喉の渇き。 唇はひび割れ、十人並みより少しは可愛い顔も台無し。 握った団扇を扇いでみるものの、生臭い熱風が吹き荒れるだけ。 …掃除しなきゃね。