自習室の思い引き戸を開け、足を踏み入れる。


図書館の様に、本棚が並んで机がいくつか置いてある狭い部屋。

なるべく、隅がいいな。

そう思って、本棚の横に動いた時、ふと違和感を覚えた。

スー、スーと規則的な吐息が聞こえる。


「誰かいるの?」

そう言っても、人影が見当たらない。

そーっと本棚の奥に入りこむ。


「誰…?」