「お前ら〜、席に着け〜!!」


教室に先生が入って来て、ぞろぞろと生徒が席に着く。


「お前らも受験生ってことで、この前のテストの下位5名は、放課後自習室で補習をすること!」
先生の言葉に「え〜」と批判の声が上がる。

「相川、お前も補習に残れ」

「え?」

「家でも勉強しているだろうが、自習室なら参考書も置いてあるし、勉強しやすいぞ」

「…わかりました」


どうせ、私に拒否権は無いんでしょう。

何処でやったって、変わらないもの。何処だっていい。


…私はk高をトップで入るんだ。

入らなければいけないんだ。