「魅里って呼ぶんでよろしくぅ。」
明るく振るまった。


「おぅ。よろしく。」

「っていうか、魅里も君っていってるじゃん。有美ってよんでいいよ。」

「わかったよ。有美。」
なんか恥ずかしいかも。男子に呼び捨てされるの。

「どうした。有美、顔赤いぞ。」
魅里が私をからかってそういった。

しかたないでしょ・・・。

「うるさぁい!!」

「有美、可愛いな。てかもう俺帰るわ。じゃぁな。」


「うん。わかった。」

魅里は手を振りながら帰っていった。

「またなー!」

私も精一杯手を振り返した。

とても楽しかった・・・。


でも、さっき聞こえた電話越しの女の人誰だろう。そんなことを考えてしまう。