嫌だ嫌だ嫌だ…。
私はまだ死ねない。
あの『約束』があるから…


「私は 死なない」


狂能者もその大声に対し少し意外そうな顔をした。


『お嬢さんが初めてですよ。命ごいをしないで、ましてや希望を棄てない人は』


『では そんなお嬢さんには安らかに眠らせて差し上げましょう。』


そっと、私の胸に銃口が深く突き刺さった…


『おやすみなさい お嬢さん…』


深い闇は深い闇を招いてた…