『佳枝さんこっち』


『!?ユキちゃん』


すでに氷の木が守るように生えていた。
しかし…


「甘いよ…ユキ」


『『!?』』

彼は水で出来た二つの剣で氷の木を砕き切った。


『…嘘』


『お兄ちゃんの…暗器術…』


『暗器術って!?』


「しゃべってる暇があるのか?」


声がすぐ目の前でした