「ひぃ…」


高い悲鳴が暗い闇に無惨に響いた。


『さぁて、お嬢さん。見つけましたよ』


丁寧な口調と裏腹に殺気のある声。


『大丈夫ですよ。私の力はそう簡単には死ねませんから』