『……怖い』

私はその場に崩れ落ちた。
これが彼らの戦う場所…そして…


『これが狂能者との戦い…』


「いや、違うぞ。奴は狂能者ではない」


『…え?どういうこと…』


「奴は科学の力で作り出されたキメラだ。人間と熊を
かけ合わせたな」


『嘘…あんなのが科学で作られたの!?』


「あぁ、そして俺らは奴らとも戦わなければいけないんだ。
…帰るぞ」

そのあとのことはほとんど覚えていなかった…