『『ガァァーグァァー貴様ゆるさんぞー』』


「…うるさい……もうお前の負けだおとなしくしてろ」


『『この俺様が負けるはずねぇ~んだよ』』



その時だった。


狂能者の左目に刺さっていた刀がまるで大蛇のごとく動き始めた。


『『なんだこれは!?』』

大蛇と化した刀は次第に狂能者を絞め殺そうとしていた。


『『なぁ…なにしやがった!?』


「…」

『『このやろー!!』』


狂能者は口から特大の炎のブレスを放った。