『…ありがとう……ございます…』
泣きながらお礼を言ってると…


『『緊急事態発生。緊急事態発生。』』
スピーカーから全フロアに機械の声が響き渡った。


「…っち…まぁ丁度いいか」


え?丁度いいって…


「俺とモモ、ユキと新人で対処する」


…え?新人って……まさか…
彼にそっと目を向けると…
ん?当たり前だろって顔で睨まれた。


「ほら、はやく行くぞ。狩りの時間だ」


『『わかった』』


あ~私今度こそ死んじゃう……

佳枝の叫びは機械の声のアナウンスに掻き消されて、3人に届くことはなかった。