蒼緑の景色を抜けると、そこには
やや平坦な土地が
出現した。

川田は、加速する地点をはっきりと
理解し
そのまま さらに加速して行く。

気分が、とても良かった。

そして、少し
中の細い道を掻き分けて進んでいく。

近道をして行く事に決めた。

その道には、ただ
川田の車の
高笑いの様な音だけが
尾を引いて、残されただけだった。