「クス。ありがとう。わざわざ心配して来てくれたの？」
「ああ、なんだか無性に気になってさ」
「ひょっとして、あたしが変な気でも起こしてるんじゃないかって？」
「あー…はは。まぁ…」
なんてバカ正直な男…
そして落としがいのある男…
あたしはそんな都築くんを見上げて、柔らかな眼差しを向ける。
「ありがとう」
「いや……」
少し照れくさそうに笑った彼に、あたしもちょっとだけ照れ笑い。
「でも、安心して。意外と大丈夫だから。むしろなんだかサッパリしてるの。けっこう開き直れてるって感じ？」
それはいい感じにね。
もはや、快感…
あなたのおかげでそれは楽しい時間を過ごさせてもらってるんだから…
