人のモノ…


ふふ。
可愛いじゃない。

あたしは優越感に浸りながら、そのまま携帯をバッグにしまう。



「誰から?」



その瞬間、背後から抱きしめられてあたしは「ん?」っと顔をあげる。


厚い胸板……。それはついさっき。熱く抱き合っていた汗ばんだ体。


あたしはそんな熱い腕に抱かれながらクスリと人差指を立てた。



「内緒……」


「ふっ。男か」



そのまま口づけられて、あたしは再びベッドの波へと沈められる。


ふかふかのベットに、最高級のインテリア。


そして周りを見渡せば高級感漂うスイートな雰囲気に、あたしは再び快感の波へと侵されていった。