あたしは今の出来事を思い出しながら、最高の気分で部屋に入った。
そしてにんまりと笑いながら素早く2人にメールを打つ。
『今日はご苦労様。ご協力ありがとう』
もちろん相手は共犯者の大輔とその彼女…
想像以上の演技の出来栄えに、あたしはやっぱり最高の笑顔しか出てこない。
これは使える…
可能なら、これからももっともっと協力してもらわなきゃね。
そのためには多少の犠牲だっておしくはないし。
『美華。今日のご褒美に今度またゆっくりやらせて』
『ふふ。オッケー。じゃあいつものスターライトホテルのスイートを予約しておいてね』
所詮男なんてこんなもの。
あたしの魅力の前には平気で大事な彼女にだって嘘が付けるんだから…
都築悟…
きっとあなただってそうよ。
近いうち。必ずぞの化けの皮を剥いであげる。
あたしを強く、容赦なく求めさせてみせるんだから……



