「大丈夫……?」
それから少ししてテーブルに戻ると、やっぱり心配そうな都築くんにそんな声をかけられた。
ふふ。成功、成功…
「……うん。ごめんね。急に席を立っちゃったりして。もう大丈夫だから心配しないで!」
「でも……」
「本当に大丈夫!ありがとう。こうやって話を聞いてくれるだけでもずいぶんと楽になったから。逆にお礼を言わなきゃね」
頭を下げて、にっこりと笑う。
「都築くんに相談してよかった。ていうより、こうしていつも一緒にいてくれるから随分と気持ちが紛れてるのよ」
“本当にありがとう”
そうやってもう一度言葉を向けて、しんみりとした空気の中あたし達は店を出た。
そして複雑そうに歩く彼を見つめながら交差点に差し掛かっとき
あたしは目の前に飛び込んできた光景にハッと目を奪われた振りをした。



