中に入ると、店内はとてもいいにおいで充満していた。
そしてそれぞれ、食べたいものを注文したあたしたちは…
「うん。おいしい!」
「はは。西條さんって本当にパスタ好きだよね?」
「うん。大好き!」
夢中でパクパク食べてると、ふと……、じっと見つめる視線に気付き、あたしは顔を上げた。
ドキン……。
その瞬間、不覚にも鼓動が高鳴ってしまった。
だって……。
目の前の都築くんがとっても優しいげな表情であたしを見つめていたから…
「ふっ。西條さんって本当に美味しそうに食べるよね?」
「え?そう……かな?」
「うん。なんかテレビ番組に出れそうなぐらい絵になってるよ?」
「………」



