「それが、何?」
「何?じゃねーよ!開き直るきかよ!」
「別に。てか達也ってあなたの男だったの?」
「そうだよ。もう2年も付き合ってんだよ!」
「ふ~ん」
別にあんたに聞いてるわじゃないんだけど…
さっきから、ギャアギャアうるさい。
てか、ぶさいくが余計ぶっさいくになってるわよ。
「だから、それが?」
「それがってお前っ……」
「言っとくけど、誘ってきたのは向こうの方。あたしはその誘いにただ乗っただけ。あんまりしつこかったから、渋々ね」
まぁ。そう仕向けたのはあたしの方だけど。
全てあたしの計算通りなんだけどね。



