人のモノ…


いいわ。いいわ。さっさと行きなさいよ。


元々邪魔だったんだから好都合よ。


ふふ。
神様はやっぱりあたしの味方なのねぇ…




「は?マジで?じゃあ俺も……」



そう言って急に立ち上がった都築くんに、あたしはえ?っとなる。


よく考えれば納得のいく行動なんだけれど、それでもイラッとくるのは、いかにもっていうことをされるから。


だけど…



「何言ってるの?悟はここにいなきゃダメよ。西條さんと一緒にいてあげて。だって2人して勝手にぬけたらそれこそ悪いでしょ?」


「え?でも……」


「せっかくだもん。もっとゆっくりすればいいじゃない。……ほら、もとはといえば悟が悪いんだし……。帰りはちゃんと西條さんを家まで送ってあげなさい」



ナイス!凛子……


内心思いがけない言葉に、敵ながら大きな拍手をおくる。