「ふふ。なんか可愛い」
「えっ」
こういう硬派な男を見ると、ゾクゾクっと好奇心が込み上げてきちゃうんだもの。
「今まで付き合ってきた人はみんな甘いものが苦手な人ばかりだったから、なんだか新鮮で」
「ああ」
「何だか楽しそうね。こんなふうに一緒に楽しめる相手がいて、ナイスパートナーだわ」
ま、それも今のうちだけだけど。
仲のいいカップルほど、少し横から傷を作ってやれば案外簡単に崩れていくものなのよねぇ。
「本当お似合いよ」
あたしが相手ならもっと様になるんだけど。
そう思いながらにっこりとほほ笑むと、目の前の凛子の頬が少し赤らんだ。
あたしから視線を逸らし、「もう!」といいながら、窓の外に顔を向ける。



