人のモノ…


「ねぇ。そう言えば甥っ子さんっていくつなの?」


「あ、うん。今年の4月で中学生になるの」


「ってことは13才かぁ~……」


「けっこう難しい年頃よねぇ。どうしようかしら?」



そんなやり取りをしながら、デパートに入っていくあたし達。


あーでもない。こーでもないとすべての館を回りながら、最終的に選んだものは
商品券と図書券という無難なものだった。



ま、これが一番妥当よね。


てか、元々甥っ子なんてものはいないんだもの。


すべてあたしが作りだした架空の人物。


これならまた自分でも問題なく使えるからちょうどいいしね。




「ふふ。ありがとう助かっちゃった」



それぞれ1万円づつ包んでもらい、デパートを出たあたし達。


せっかくだからと、すぐ近くのカフェに入り、一緒にデザートを食べることになった。