人のモノ…


彼はそのままたどり着いた彼女の手を取ると、素早く自分の方へと体を寄せた。



「実はさ…今……」



イケメンがさりげなく今来た彼女に耳打ちをする。


あたしにも聞こえる声で。


今あった出来事を簡単に話してるようだった。


しかもよく見ると、ちゃっかり2人は手なんか繋いじゃったりしてて…



ふ~ん。

なるほどね…


2人が親密な関係だってことはすぐに分かった。



「で、どうするの?」



少し気に入らない。


人前で密着する2人を冷やかな目で見つめながら、あたしは対応を急かす。