――自業自得。
そのかわり脳裏に浮かんだのはそんな言葉。
彼のナイフのような鋭い視線を目の当たりにして、自分の愚かさを痛いほどに痛感した。
「ぁ――」
ギリギリと彼の指先が顎に喰い込まれ、顔を苦痛で歪ませる。
「美華、お前だけは逃がさねぇから」
「――っ」
「お前はずっと俺のモノだ。今更俺から離れられると思うなよ」
体が宙に浮き、そのまま勢いよくベッドの上に投げ飛ばされた。
慌てて体制を戻そうとしたけれど、素早くベッドに飛び乗った都築くんにいとも簡単に仰向きに押さえられてしまう。
「やっぱりこれは付けておかなきゃな」
そう吐き捨てられた直後、再び右足に冷たい違和感がはしった。それを見たあたしは、唖然として彼を見上げて
「ぁ、やっ……」
それはさっきまで付けられていた硬い金属の足枷だった。
ニヤリ不敵な笑い浮かべた都築くんがそんなあたしの足をそっと持ち上げくすぐるようになぞってくる。



