人のモノ…


なんかテンション下がるわねぇ…。


うちの大学って、こんなにレベルが低かったかしら?


今日は外れね。



まぁ、いいわ。昨日知り合った男でも軽くひっかけてご飯でも奢らせようかしら。



あたしは残りのコーヒーを飲みほすと、ゆっくり席をたった。


そしてそのまま外に出ようとした時、背後からドンッと鈍い衝撃を受けた。




「きゃっ……」



体がよろけてその場に転びそうになってしまう。


おまけに胸元には熱く湿った感覚がして…



「うわっ。すみません!!」



見るとそれはスープか何かのいかにもっていう汁だった。


足元にはきっと今散らばったのだろう、そんな残骸が見えて



!?



それを見た瞬間イラッとした。


頭上から聞こえてきた声に、何事かと顔を上げる。