「こ、これは何よ!」
あたしは右足に付けられた足枷に目を向けた。
さっきから全身の寒さが止まらない。
足のつま先から全身にかけて凍えるように感覚を感じない。
「ああ、これはね。俺から美華へのプレゼントだよ」
「えっ、プレゼン……」
「そうだな。ちょっと大きな指輪って感じかな。俺が美華捧げる愛のあかしってところで喜んでもらえたら嬉しいんだけど」
「っ……!」
「どうかな?気にいってもらえた?」
ニコリ笑ってあたしの腕をもう一度掴んだ都築くん。
そのまま体を引き寄せられそうになったあたしは、拒否るようにいやいやと首を横に振った。
「じょ、冗談!こ、これが指輪なわけないじゃない!何言ってるの!?都築くん、あなたさっきから自分の言ってることわかってる?」
どう考えても普通じゃない。
もし、かりにこれがふざけてるだけだったとしてもさすがに許せる範囲の行動なんかでもない。



