「!?」
そしてその瞬間息が止まるほど目を丸くした。
それは彼に、じゃなく。その向こうに見える部屋のインテリアに、だ。
「なっ……」
「どう?気にいってくれた?」
彼がリモコンで明るくした部屋の中ではっきり見えたもの。
それは見覚えのある真っ白な洋風のドレッサーだった。
だってあれは、あたし…の?
机の隅に刻まれた刻印の文字。そしてそこの周りを囲むように散りばめられたクリスタルの数、あれはうちのパパが特注で作ってくれた世界で一つだけしかない珍しいものだからすぐに分かった。
20の誕生日の時、パパがあたしへくれたお祝いのメッセージだったからこのあたしが見間違えるはずなんてない。
――それに、それだけじゃない。
周りをよく凝らして見てみると
え、あれも!
うそ、これも!?
窓に付けられた真っ白なレースのカーテン。
そしてうちに飾ってあった家族の写真や、くまのぬいぐるみ。
おまけに壁に掛けられてる時計など、部屋の中にあるありとあらゆる全ての家具が今まであたしが使っていたものと同じものだった。



