人のモノ…


そしてそれを合図に何度も甘いキスが降ってくる。


「ん……」


そのまま追い込むように舌が口内に滑り込んできて、あたしは無意識に彼の胸元にしがみ付いた。

いつの間にか持っていたグラスは彼の手によってテーブルに置かれ、気付けば体ごと後ろのソファーに押し付けられていた。


「はぁ……ん」


ああ、なんて気持ちいいキスだろう…

すでに甘ったるい言葉しか声にならない。

前の時も思ったけど、都築くんってキスが極上に上手いのね。

酔いも回ってるせいか、体がポカポカと異様に火照り、彼の舌の動きに思考がトロトロに溶かされてしまう。

まだ、キスだけなのに頭がくらくらとして、気を抜いたら一気に意識を手放してしまいそうで…


「美華、めちゃくちゃ可愛いよ…」


そんな言葉にあたしの体はよりいっそう熱を上げる。

頭が朦朧とし始めて、彼の姿がぼんやりと潤って見えた。


「ダメだ、そんな目で見られたら止まんない。手加減なしでむちゃくちゃにしちゃいそうだ」

「…いい、よ。手加減なんてしないで。あたし、都築くんになら何されても…」

「美華……」


首筋に唇が落ちてきてピクリと鼓動が跳ねる。


「あ……っ」


そのまま味わうように舌で愛撫されたあたしは…



そこでぷっつりと意識を手放した。