そしてその瞬間、凛子に言われた言葉をハッと思い出した。
『彼の独占欲は異常なのよ』
と。
まさか…
これが?
考えすぎよ……ね?
あたしは彼に気付かれないようにそっと深呼吸をして、ドキマギする気持ちを和らげる。
確かに、ちょっとやり過ぎな感じはあるけど、こういうような束縛はよくあるものじゃない。
今までの男だって例外じゃないし。
似たような束縛を向けたことだって幾度とあった。
他の男と連絡なんかとるな、とか。
危うくストーカーまがいのことだってされたことあるし。
そうよ。こんなのはまだ可愛いもんよ。
……うん。携帯のメモリーを消されるぐらい異常のうちに入らない。
ちょっとビックリしたけど、あたしだってセフレの整理ができたんだから、案外ちょうどよかったのかもしれない。



