ぎゅっと手を絡ませて、彼のマンションへの道のりを歩く。
途中、コンビニでお酒やお菓子などを買って外に出ると、外はもうすっかり夜の顔へと変わっていた。
「ま、そこに適当に座ってて」
彼の部屋に着き、中央にあったソファーに座ると彼はキッチンの方へと姿を消した。
とても広々としたマンション。
ひょっとしたらうちよりも広いかもしれない。
あたしは興味津々になってキョロキョロと部屋を見渡す。
若干本や物が散乱してはいたけれど、置いてある家具や部屋の雰囲気がなんとなくあたし好みでちょっぴり嬉しかった。
ブーブーブー
そんな時携帯が震えた。
バックから取り出してみると、それは番号だけが並んだ誰だか分からない着信。
一瞬迷ったけれど、まだ都築くんがキッチンから出て来ないことを確認し、あたしは通話のボタンをそっと押した。



