「ごめん、大丈夫だった?」
「え?」
「どーせ、こいつが酔っぱらった勢いで君達にちょっかいかけたんだろう?ったく…、こいつの酒癖の悪さは今に始まったことじゃないからな」
「本当にごめん!」
そう言って、赤のチェックのシャツを着たもう一人の男があたし達に向かって頭を下げた。
「ケガ、なかった?」
「え、ええ……」
「そこの彼も?」
「………」
もう一度頭を下げた男が、少し罰が悪そうに頭をかいた。
「悪い。俺らこいつを責任もって連れて帰るからさ。今日は穏便に……。できたら大事にしないでやってくれる?」
顔を見合わせたあたしと都築くん。
そのまま背を向けた赤シャツの彼が、あたし達の返事を聞く前にそそくさと木島達の方へと去って行ってしまった。
「マジでごめんな」
最後にそう言い残して…



