人のモノ…


「都築く……」


―――ドカッ!!


木島に背を向けた瞬間、背後からひどい衝撃を受けた。


あたしは前のめりに体制を崩し、都築くんの体は勢いよく飛ばされ、壁に叩きつけられる。



「お前、ムカツクな。さっきから舐めた態度とりやがって、いきがってんじゃねーぞ!」



体制を直し顔を上げると、木島の靴が都築くんに向かって攻めて行く所だった。


あのバカ!足で都築くんの背中を蹴ったんだ。



「ざけんなよ!何が彼氏だ!元はと言えば美華は俺の女なんだよ!」


「ふっ。元は、だろ?過去形が今更悪あがきしてんじゃねーよ。お前こそいきが……くっ!」



壁に叩きつけられた都築くんが、木島に首を絞められる。


歪んいく都築くんの表情の前で、木島が尋常じゃない殺気を向けていた。



「ちょっ!!」



うわっ。こいつ正気じゃない。


そんな姿を見て顔が青ざめていくあたし。


この男、確か切れると相当達が悪いんじゃなかったっけ?


つい2年前も警察沙汰の事件を起こして、そして…