人のモノ…


さっさと都築くんの所に帰りたい。



「ごめん。今友達といるの。話があるなら別の日にしてくれる?」


「友達って、男?」


「………」



無言の返事を返したあたしに、木島の表情がなぜか曇る…


酔いが回った熱っぽい瞳。

あたしの顔を嫌らしい目付きで見下ろしてくる。



「ふ~ん…。相変わらずよろしくやってるわけだ。へ~妬けるじゃん。この後はホテルに直行ってか?」


「さぁ。どうかしら?」



だったら何なのよ。


と、吐き出しそうになったけれどやっぱり止めた。


とりあえず冷静に。


この男は話しもねちっこいから、曖昧にさっさと終わらすのにかぎる。