あたしはカクテルを飲み干すと席を立った。
「ごめんね、ちょとお手洗いに…」
「ああ……」
あれから、なぜか口数が減ってしまった都築くん。
時々あたしに何か言いたそうな素振りを見せていたけれど、結局何も言わない。
ただひたすらあたしの会話に耳を傾けて、相槌を打つだけ…
ふふ…
さっきのあれがよっぽど面白くなかったのかしら?
それともこれは相当脈ありのサイン?
まぁ、どっちにせよ、今のあたしは楽しくてたまらないからどちらでもいいんだけど…
あたしは手を洗って髪を整える。
さて、今日はこのまま都築くんをうちのマンションに連れ込んじゃおうかしら?
クスッと笑い
そのままトイレを出たところでポンポンと肩を叩かれたあたしは、ハッと振り返る。



