「やっぱり年上がいいの?」
「えっ?」
「タメとか年下は興味ないって感じ?」
そう言った都築くんの真意が一瞬分からなかった。
何でそんなこと聞くんだろう?
酔いの回った頭でそう思ったものの、すぐにその迷いは嬉しいものに変わる。
だって、彼の瞳の奥がとても不安そうに揺れている。
……それはまるで、思春期の少年が恋する相手に抱く淡い恋心のような。そんな甘ずっぱいものに似てる。
「ふふ。そうね~。基本そうかもしれないなぁ。だって、長く生きてる分、あたしにとってもいい刺激が貰えそうだし?」
クスッと笑ったあたしに、彼の眼差しが若干曇る。
「あ、でも…人にもよると思うけどね…」
「はは。…そっか……」
曖昧に頷き、前を向いた都築くん。
あら、これはマジでそんな感じ?
あたしは内心ニヤリと笑い、そしてすぐに「でも……」と、次の言葉を彼に向けた。



