人のモノ…


都築くんの言う通り、お店の中は大人の色気を誘うとても感じのいい雰囲気だった。


薄暗い照明の中、あたしはグイグイとお酒がすすむ。



「都築くんって、意外とお酒強いんだね?」


「え、そう?」


「だって、もう何杯目?正直言ってあたし……、都築くんはすぐに潰れちゃいそうなイメージだったから」


「はは。ああ、それね。まぁ……色んな人からよく言われるけど」



可笑しそうにはにかんだ彼に、会話が弾む。


だって、絶対あたしの方が強いと思ってたのに、むしろ今はあたしの方がほろ酔い、気分?


まったく顔色を変えない都築くんを見つめながら、ついつい気持ちまで開放的になってしまう。