お前に出会ってから、
毎日が楽しくなったような気がする。
早いよなマジで。
あれからちょうど一年か。



俺は一晩中ずっと考えてんだ
お前のことを―。



そんな事を知るはずもないお前は、
相変わらずケラケラ笑ってる。



こっち来いと俺の膝に呼び寄せ
後ろからお前を抱きしめる。



お前は俺の手を握りながら、
今日あったことを話始めた。



それは、お前の友達のこと―。
お前の家族のこと―。


お前はいつだって優しいから、
人のちょっとした変化でも
気づいてやれるのがスゲぇな。




今日もやっちゃったよと
舌を出すお前。


きっと人前でヘマでもしたんだろうと話聞けば、
お前のアホさにあきれて笑う俺。



お前には、かなわねぇーな。



お前は気づいてないだろうけど、
何かに真剣になってるお前の横顔も、

いいトコ連れてくよと来た場所で
星を眺めてるお前の横顔も
全部知ってるよ。


テレビを見ていても、寝ようとする時も、
無意識のうちにお前のこと考えてんだ。

あいつ今何してんだろうかとか。


またドジでも踏んでんじゃねぇーかとか。


この前、俺の家で遊んでた時の
お前の笑ってるとこ
思い出したりしてる俺。




今日はあいつ、
友達と遊ぶって言ってたから、
またみやげ話でもしてくれるんだろうな。
楽しみだ。